オフショア投資を活用することにより、日本で販売されている金融商品ではとても期待できないようなリターンを得ることが可能です。
オフショアファンドのメリット、優れたオフショアファンドの実例、日本に居ながらオフショアファンドを購入する方法等をご紹介します。


1.なぜオフショア投資は有利なのか?

オフショア市場とは?

オフショアとは、課税が優遇または免除され、また制度上の制約が少なく取引できる、特別に指定された地域や市場のことです。「offshore」とは「海岸から離れること」「沖合」などの意味ですが、課税されない外洋上と同じ、といった意味から使われるようになりました。

「オンショア」とはその逆に、通常の課税対象になることを意味します。オフショアは課税が免除されることから、「タックスヘイブン」とも呼ばれます。日本では「租税回避地」と訳されています。

オフショア市場の特徴として、以下の10個が挙げられます。

 (1)非居住者に対してだけ、わずかな課税か非課税---タックスヘイブンと呼ばれるゆえん。非居住者の国際活動に対して課税を最小限にとどめる
 (2)金融機関の秘密保持が強化されている---顧客の出自、性質、名前などを自国の政府にも明かさない
 (3)職業上の守秘義務の範囲が広い---タックスヘイブンに関係する弁護士・会計士・各種の職員なども秘密厳守の義務を負う
 (4)登記手続きが簡単---登記しようとする企業は自社についての情報を提供しなくてもよい
 (5)国際資本の移動が、全面的に自由に出来る---国際的な金融取引に関する自由市場の完全なモデルケース
 (6)執行が敏速である---企業の進出が驚くほどの速さで実現できる
 (7)情報テクノロジーのインフラ水準が高い---金融センターとして極めて重要な要素が揃っている
 (8)経済的・政治的に安定している---タックスヘイブンのような活動を行うに当たって、本質的に重要
 (9)ブランドイメージが良好である---マネーロンダリングの温床のようなイメージはマイナスの影響
 (10)双方向的な合意網をもっている---一般に諸大国と協定を結んでいて、企業の子会社に二重課税しないように配慮している

オフショア市場に3つのタイプ

現在、オフショアと呼ばれる国や地域は、世界中に80か所以上あると言われていますが、それらは下記の3種類に分類されます。

1)居住者の関心を引き付ける意図で税制が作られており、国際的な経済誌で広告している---イギリス海峡のジャージー島、南太平洋に浮かぶサンゴ礁の島ナウル、西インド諸島のバハマ諸島、バミューダー、ケイマン諸島、マン島、ヴァージン諸島などの島々。そうした小さな島は収入を得る手段が限られているため、金融特区のような税制優遇措置を提供することによって、多くの資金を国内に集めている 
 2)タックスヘイブンとみなされているが、そのようなレッテルを貼られるのを拒否している---スイス、西ヨーロッパの小国ルクセンブルグやリヒテンシュタインなどの国々
 3)実質的にタックスヘイブン的特徴をたくさん有している---オーストリア、オランダ、ロンドンの金融街シティーを抱えるイギリスなどの国々。ロンドンの金融市場は課税されないユーロダラー市場を抱えており、規制もほとんどない実質的なオフショア市場。香港の市場は、ロンドン市場と同じ法的システムをもっていて、アジアで同じような役割を演じている

代表的なオフショア市場

中でも下記の2つは世界的に有名です。

ケイマン諸島---カリブ海に浮かぶケイマン諸島(イギリス領)は、世界第4位の金融センター 
 ヴァージン諸島---イギリス領。中国に対してアメリカよりも多額の投資を行っている

無税にするオフショアのメリットは?

オフショア地域はなぜ税金をゼロにするのでしょうか? そんなことをして、なぜ経済が成り立つのでしょうか?

☆タックスヘイブンは、観光以外に目立った産業がなく、自分たちが発展するためには、外資を呼び寄せる以外に方法がない 
 ☆こうした小規模経済の少なからぬ国々が、富裕な商人の家族からなる少数権力によって支配されているので、彼らにとっては、経済的・法的な煙幕をつくることによって国が発展することには、なんら問題はない
 ☆主な財源は免許料収入と、ほとんどの輸入品に課される物品税

海外ファンド、オフショアファンド、ヘッジファンドの定義

混同されて使われがちですが、この3つにははっきりと違う定義があります。

★海外ファンドとは、外国の会社が運用しているファンドとか、ファンドマネジャーが外国人であるファンドという意味ではない。海外、つまり日本国内で未登録の海外籍ファンドが海外ファンド 
 ★オフショアファンドとは、文字通りオフショア市場で運用されているファンド。タックスヘイブンなので、所得税や法人税など、国外所得にかかる税金が免除される
 ★相場変動に左右されず、絶対リターンを目指すファンド。サラリーマンファンドマネジャーではなくプロが運用し、成功報酬体系をとる。そのほとんどがオフショア市場に籍を置くので、実質的にはオフショアファンドと同義
参考サイト「海外ファンド・オフショアファンド・ヘッジファンドの違い」http://www.minkaigai.com/archives/59

オフショアファンドのメリット

多くのヘッジファンドがオフショア市場に籍を置くのは下記のようなメリットがあるからです。

1. 安い課税、あるいは非課税 
 2. ファンド集積による人材・知識集約
 3. 切磋琢磨による運用能力向上

ヘッジファンドにはケイマン諸島が人気

かつてヘッジファンドの登記数が最も多かったバミューダー諸島は、ケイマン諸島に首位の座を奪われた。この地の金融サービス協会によると、現在、世界の投資ファンドの80%がケイマン諸島に登記しているうえに、新設のファンドの45~65%が集まってきていて、ここで1兆ドル以上の額が管理されている 
 ケイマン諸島では、法律顧問があまりうるさいことを言わないので、法律が簡単に変えられる。弁護士が法律に大きな影響力をもっていて、自分が望んだことを1週間以内に実現することができる。こうした事情で、新しい金融商品も認められやすい環境がある。
 国際会計事務所は税や金融に関する規制の曖昧さや不確実性に依拠して、規制回避の有効な戦略を決定する。したがって、高度な金融商品が発展しやすい。
 会社設立費用は約1600USD。年間の政府関係諸費用は500USD
 為替管理というものはなく、すべての外国通貨は自由に交換することができる
 街の中心部にはまるでウォール街のように堂々たる高層ビルが林立し、世界の一流金融機関が集結している
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